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One More KILIMANJARO

9月21日

未だに夜の睡眠がいまいち。高度順応しきれてないのか?
とはいっても頭痛があるわけでもなく、かずえや他の人に比べれば全く問題無し。

朝のティーを部屋まで運んできてくれる。
日が出るまでは寒いのでこれがありがたい。

他の人々が早々に出発していく中、9時半くらいに、多分一番最後に出発。
多くの人はゼブラロックがあるルートを使うらしく、ウチらのルートはポーターばかり。
「last water」もあったが、そこは汚いとのことで、手前の水場を利用していた。

この日のルートもなだらかで全く登っている感じがしなかった。
が、一日で1000m標高を上げることに変わりはない。

kili12.jpg

荒涼とした草原を歩いているときには雹に降られ、
風も強く、体感の寒さもかなりのもの。
ここが標高4000mを超えていることを実感させてくれる。

kili13.jpg

遠く雲の中にキリマンジャロのピーク。

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ここまで来るとかなりでかく、かつ、その存在感たっぷり。

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最終宿泊地となるキボハット(4703m)。
さながらベースキャンプ。
到着は途中で抜いた集団を除くと今日も一番遅かったような。

kili16.jpg

日没直前、うっすらと浮かび上がるマウエンジピーク。
あれで5100mくらい。ここがすでに相当高い場所であることを実感。

12人部屋は日本人4人組、Sンヤさん&Tカコさん夫妻、スペイン人4人組とウチら。
日本人率高し。

ハット前に重量計が置いてあり、ザックの重さを量ってみた。
13キロ・・・。重い。なんかドッと疲れが出た。
登山者の中では間違いなく一番重いザックだ。
二人分の荷物、とはいえ、最初に重さを知っていたら持って来れなかった気がする。

夕食は部屋で、かと思いきや、ウチらは食堂で。
部屋にスペースが無かったせいか、ウチらは料金が安いからか?!
食後の19時半前、すでにみんなベッドの中。

かずえは食欲がなく、スープのみ。
ドーピングに期待。

明日はいよいよアタック。
早い人は今夜22時半起きで23時には出発するとか。
ウチらは少しでも寝て体力を温存する作戦で。
0時起きの0時半出発予定。

9月22日

夜、おじさんたちが高山病で苦しんでいたり、なぜかスペイン人が無駄にうるさかったり。
それとは関係なく、全く眠れず!?
22時半くらいから外はガヤガヤしだすし、結局一睡もできないまま、
朝、というか出発の時間になってしまった。

しかも起きたら、初めて味わう高山病の症状。
頭は痛いし、吐き気はするし。
自分で荷物持って来た結果が、高山病でリタイア、なんてことになったら笑えない。
即ドーピング。頭痛薬でごまかすことにした。
が、それもすぐに昨夜の夕食とともに吐いてしまった。

トイレから戻りながら真っ暗な中で頭をフル回転。
どうにか登る最良の方法を考える。

寝れなかったのは仕方ないので、とにかく体を起こして代謝をあげ、
高山病の症状改善、および高度順応に努めねば。

高山病になったら普通は下山。
だけど、自分の高度順応能力の高さと無敵の体力を信じて、高山病を押し切って登ることに。
かずえはどんなドーピングを使ってでもとにかく登ることに。
ともに良い子は絶対マネしないように。

夜中の寒さは普通じゃない。
道の険しさも普通じゃない。
高山病も・・・。
今までのなだらかさが嘘のような激しい急登。
でもウチらも普通じゃない。

それでも月明かりの中、ひたすら登っては休んで、また登っての繰り返し。
早々に見切りをつけ「Enjoy!」と去っていく姿、清々しすぎる。
ガイドに抱えられて青い顔で下る姿、壮絶すぎる。
リタイアして下山してくる人も多い。

太陽が待ち遠しい寒さの中で6時間。マジで死ねる。
ここまで追いつめられた登山は初めて。
無理しなくてもまた挑戦すればいい、とも思ったり。
キリマンジャロは逃げない。

が、ウチらも逃げない。

引かぬ挫けぬ倒れぬのかずえ。
少しずつだが確実に登れている。
ポレポレ(ゆっくりゆっくり)ペースのおかげでこっちは高度順応が追いついてきた。
標高を上げつつも、高山病の症状が改善。
太陽が出る頃には出発時の最悪な状態からは脱していた。

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夜明けはギルマンズポイント(5685m)手前。
雲海からのご来光で、日差しがなかなか当たらず。

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燃え尽きる寸前の7時過ぎ、二人揃って、標高5685m、
キリマンジャロのピークの一つ、ギルマンズポイントに登頂!

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直前にSンヤさん&Tカコさんとすれ違う。
二人とも、最高峰ウフルピークで日の出を迎えたそうだ。
早いっ。お見事。

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ギルマンズポイントから先、ウフルピーク5895mの登頂率は50%。
確かにここまでの厳しさを考えたら納得の数字。
ウチらもさらに先を目指すも、あと標高100m足らずのところでかずえ無念のリタイア。
ステラポイント(5756m)クリアという微妙な足跡を残した。

kili22.jpg

高山病と高度順応のせめぎ合いも最後は高度順応が上回った。
ってことがあるんだろうか。

kili23.jpg

とにかく最後は完全復活。頭痛も消え、無敵の体力の発揮しどころ。
後退する氷河を横目に、メルー山を遠くに見ながら、
登山者の列をごぼう抜きで一気にアフリカの頂点へ。
標高5895m、ウフルピーク、登頂!

七大陸最高峰とかトップ・オブ・アフリカとか関係ない。
この高さ、この標高だけで十分満足。
まさにエクスペディション、といったとこか。

kili24.jpg

ガイドのエマと。

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ウフルピークから見た、登ってきた方向の景色。

さて、登頂の喜びは無事下山してからかみしめるとしよう。
待たせているはずのかずえを追ってスピード全開。
どうやら先に下山を開始したようで、ギルマンズポイントからはるか下に見える。
サブガイドのポールに抱えられてボロボロっぽい。

kili26.jpg

必死に登った道を、富士の砂走りのごとく駆け下りる。
「さらにスピードを上げるか?」と聞かれたが、さすがに無理。
これ以上は転げ落ちる。

かずえに追いつく頃には他の下山者を何人か抜いた後。
そのままキボハットまで抱えながらの下山。
限界まで攻めた結果ですな。

キボハットまで戻って休憩&ティータイム。まだ午前中。
すでにSンヤさん&Tカコさんの姿は無く、日本人4人組も途中で2人抜き、他の2人がぐったり。
意外と元気なスペイン人たち、登頂したというから驚きだ。

キボハットは今日は大混雑。テントだらけになっていた。
酸素が少しでも多い場所へ、という意味でも、今日はホロンボハットまで下らなければならない。
まだ正午。時間はあるが、かずえは高山病で完全ダウン。
何度も吐きながら、酸素を求めてホロンボハットまでの道を歩くことに。
キリマンジャロ、おそるべし。

登頂して気が緩んだか、私も若干の頭痛。
多分下れば治るはず、と頭痛はなかったことにする。

kili27.jpg

見下ろしていたマウエンジピークを目の前に見ながらの下山。

16時頃、何とか無事にホロンボハットに到着。
ここもテントだらけ。登る人で大混雑のようだ。

kili28.jpg

そこら中に咲いていたエバーラスティングフラワーもキリマンジャロの象徴か。

kili29.jpg

ホロンボハットから見るキリマンジャロ。
さっき登ったピークははるか彼方に。

kili30.jpg

山中、最後の晩餐。
ホントに長い一日だった。

9月23日

山に入ってから一番の快眠。
相部屋のドイツ人夫婦は夜からきつそうにしてた。
ここで苦しむようだと、先が大変だ。

登りも下りも今日はみんな出発が早い。
西遊旅行ツアーは7時出発。早過ぎ。
ウチらは9時出発。あいかわらず一番最後の出発だ。

Sンヤさん&Tカコさんの出かけ間際に、かずえが会えた。
ウチらの結果報告と、よい旅を、と。
その相部屋の人が、日本人で長期旅行者のKみつさん。
アフリカ北上組でわずかながら情報交換。
彼、なんと弟があの別府史之(09年ツール完走の自転車選手)と友達だとか。
思いもよらぬ話題で盛り上がってしまった。

日本人4人組と抜いたり抜かれたりしながらの下山。
今日はかずえも少しは回復したようだ。
私は高山病と風邪の併発といった感じか。
頭痛は消えたが、喉の調子が治らない。

今日は登ってくる人がほとんどいなかった。多分10人未満。
はるか後方に登頂したキリマンジャロを従えながら、ひたすら下る。

kili31.jpg

カメレオンが相手してくれた。

マンダラハット(2729m)で最後のランチ。
かずえも高山病の症状がほとんど消え、ほぼ復活していた。

ハット手前で白と黒のカンパラモンキー(?)が数匹。
一匹は至近距離で見られた。

kili32.jpg

動物くらい見られると飽きずに下れる。
とはいっても同じ道。
ランチ後は一気に下山した。

kili33.jpg

15時45分、ゴールはいつもの決めポーズで。

下山手続きと証明書の発行待ち。
余韻に浸っていると、京都B大のみなさんに再会。
登山前日にモシの町中で会い、ちょっと話しただけだったのに、覚えててくれた。

kili34.jpg

せっかくなので記念に一枚。
彼らもキリマンジャロの麓でそれぞれの課題に励んでいたようだ。

モシの町に戻ったのは17時半。
予定よりだいぶ遅れたが、見事生還ということで。

宿でシャワーを浴び、6日分の汚れを落とす。
なぜか水しか出なかったのが切ない。
寝袋じゃない寝床でぐったり。

さすがはセブンサミットの一つ。
甘く見ていたわけではないが、
ウチらの体力を持ってしても疲労度は半端じゃなかった。

かつてない厳しい登山だったような気がするキリマンジャロ。
最高峰を踏んで、とりあえずは満足。
大変だったが、まあそれも今となってはいい思い出。
かずえが、もし、最高地点ウフルピークを取りに行くのであれば、そのときは付き合うことになるんだろうな。
それもまた良し。いつの日にか、One More KILIMANJARO。
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テーマ : 海外旅行記
ジャンル : 旅行

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うっちゃん

Author:うっちゃん
1979年1月生まれ
Partner:かずえ
1981年2月生まれ

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